華の日曜日

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【今日読むシリーズ】読みました!『臆病者のための株入門』橘玲

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11/4(水)。

郵政3社が上場する。
ゆうちょ銀行・かんぽ生命、そして日本郵政
上場による売却総額は約1兆4000億円。
個人投資家に対するPRとして、CMも始まった。
これを機会に
「株式投資を始めようかな。」
と思っている人も多いのはないだろうか。
 
そんな人は一度読んでみるとよいと思うのが
『臆病者のための株入門』 (橘玲著) である。
 
 

■混沌、そして強いギャンブル性(中毒性)

 
本書は、8章で構成されている。
そして、大きく線を入れると、3つのくくわりに分けることができる。
 
第1章から第3章は、基本的な株式市場の原理原則
第4章から第6章は、投資の手法(基本)
第7章から第8章は、投資の手法(実践)
 
ただし、筆者が投資の手法は決して投資を推奨している訳ではないのであしからず。
 
これを読んで思ったのは、株式市場は非常にシンプルな構造をしているということ。
ただし、それが冷静に考えられるのは、実際に投資をせず、外から見ている非参加者の立場であればである。
 
株式投資をしている人は、頭がいい人が多いだろう。
証券会社に勤めてファンドを運用している人達などは、『超』がつくエリートである。
そんな頭のいい人でも多額損失を出してしまうことがある株式市場というのは、
本当に混沌としていて、強いギャンブル性(中毒性)を持ち合わせているのだと思った。
 
実際、私も趣味の範囲(私生活に支障が出ない金額)で投資をしているが
自分が使えるだけの資産をまず決めておくことが、株式市場に足を踏み入れる第一歩ではないか。
 
以下は簡単に第1章から第3章までをまとめた内容になっている。
もし購入を考えられる方がいれば、参考までに目を通していただけると幸いだ。
 

■第1章-株式投資はギャンブルである

 
「株式投資ってなんかかっこいい。」
「今は自分の資産は自分で運用しないと。」
そういったイメージを持って株式投資を始める方は多いと思う。
だが、株式投資はギャンブルである。
本書は序章でそのことに気づかれてくれる。
儲かる人もいれば、損をする人もいる。
株式投資はギャンブル(偶然のゲーム)なのだ。
 
 

■第2章-ホリエモンの話

 
ホリエモンが逮捕された年、私は中学生か高校生だったと思う。
当時の記憶は定かではなく
「よくテレビに出る人だなー。」
ぐらいの感覚で彼をみていた。
 
そんなホリエモンが逮捕された話から、
株式投資はある意味で他人の予想を予想する奇妙なゲームである
と筆者は述べている。
 
結局、情報操作で株価は大きく変動するものだと知っていたから
ホリエモンもTBSを買収しようとしたのかもしれない。
 
 

■第3章-損する人もいれば、得する人もいる

 
株式投資はゼロサムゲームだ。
つまり、損する人もいれば、得する人もいる。
一株100円で買うということは、それを100円で売る人がいるということ。
なぜ二人の売買が成立するかというと、一方は株が上がると予想したからであり、
一方は株が下がると予想したからだ。
仮に、その後株価が110円に上っても、90円に下がっても
二人の損益はプラマイゼロ。
証券会社に手数料を引かれるから、正確には、マイナスになってしまう。
 
株式売買の大切な原則がここでも分かる。
 
 
みなさまの素敵な読書ライフを!