華の日曜日

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サッカー日本代表 岡崎慎司「サッカーでは一夫多妻制がいい」

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以前読んでいた本を今日また読み終えました。
タイトルの説明は本書の内容のところを読んでくださいね。
 
『鈍足バンザイ』岡崎慎司
 
最初読み出したときの紹介記事はこちら
 
うっちーの著書同様
岡崎選手の本も面白かった。
うっちーの著書が全体的に洗練された言葉遣いの一方
岡崎選手の方は、所々でドカンとくる言葉が散りばめられている印象です。
 
目次
  1. 僕はコンプレックスだらけ
  2. 笑うオカザキに福きたる!
  3. アマノジャクな成長論
  4. ゴールを奪うための心構え
  5. ゴールは人との絆でとれるもの
  6. ドイツで学んだこと
  7. 僕とワールドカップ
 
内容
7章構成です。
1章あたり30ページくらい。
ただ、第1章は60ページ以上あって
この章が岡崎選手のこだわりなんだなと分かります。
 
うっちーの本と同じく
やっぱりサッカーのこと、サッカーに対する考え方が中心。
あと、岡崎選手は執筆時点で結婚されているので
奥様への気持ちも所々に書かれています。
 
では恒例になりつつある本書の紹介を。
 
チビでも大丈夫の言葉の裏にあるもの
 
鈍足なだけではない。僕はフォワードとしては、背が低い。
身長は174cm。
 

 

決して体格として恵まれていない岡崎選手が
欧州で、日本代表で点を取ることができる理由。
それがダイビングヘッドという武器
まずはシュートという強い意識だ。
 
実際、日本代表で
岡崎選手ほど泥臭くダイビングヘッドに拘って
ゴールを決められる選手はいないと思う。
 
彼にその武器、意識を与えたのは
小学校から中学校まで所属していた宝塚ジュニアFCの山村コーチ。
そして、滝川二高のコートを務めていた荒川コーチ
 

「恐れずに、アタマから突っ込んでいけ!」

 

山村コーチのアドバイスを実践し続けた岡崎選手。
 
その武器、ゴールへの意識を
「今のオマエはただの石っころだ。
でも、磨けばダイヤになる可能性がある。」
 

 

と評価した荒川コーチ
 
岡崎選手のFWとして素質は、この2人のコーチによって支えられていた。
 
身長が低く、足の遅い彼が
「チビでも大丈夫!」
という風に表現しているのは
 
自分の素質を見抜いてアドバイスをくれたコーチを信頼し
自分の武器に自信を持っているからだと思う。
 
メディアはサッカーノート
 
自分の長所、短所を
きちんと見てくれてアドバイスをくれるのは誰だろう。
監督、チームメイト、観客。
 
どれでも正解だと思う。
 
ただ、それを言葉にして文字にして残してくれるのは
メディアではないだろうか。
 
岡崎選手はドイツに移籍して、結果を残せずサッカーを楽しめなくなっていたときがあった。
そのとき目にして参考にしたのが、雑誌の記事だ。
自分が調子がよいときは、どういうプレーをしていたか。
 
当時の雑誌記事から、自分の良さを振り返り
自分の武器を再確認して、
その後のドイツカップ決勝、コンフェデ杯に臨み
ゴールをあげることが出来たという。
 
自分のことを報じてくれるメディアは
彼にとって、時として最高のサッカーノートだったのかもしれない。
 
 
岡崎の考える一夫多妻制
 
内田選手同様、岡崎選手も独特の言い回しをする。
 
かつて日本代表ではこういわれていた。
「中村健剛とプレーすれば、
岡崎は点をとれる。」
 

 

よく言われる「ホットライン」というものだ。
 
彼もこう表現している。
 
ストライカーとパサーは夫婦みたいな関係なのかもしれない
 
そして、彼が独特な表現をしだすのはここからだ。
 
ただし、僕は一夫多妻制がいい(笑)。
健剛さんという妻だけでなく、多くの妻と
いい連携をとって、
ゴールを決められるようにしていきたい。
 

 

 
岡崎選手が名前を挙げている妻たち笑
でも、これだけの選手をパサーとして見ているということは
それだけ選手の出すパスにも特徴があることを理解しているし、
パスが来たらこういう動きをしようと考えられるから
選手の名前があがるのだと(勝手に)考えている。
 
 
短所さん、ありがとうと思える力
 
この言葉が岡崎選手にあたるんじゃないかなと思いました。
長所も短所にも見えるし、短所だって長所にも見える。
岡崎選手は短所と向き合って、考えすぎないようにしているなというのが
印象的でした。
 
それも、岡崎選手の性格上
学生時代、プロ時代の先輩達から
多くの愛ある(?)いじりを受け
「まあ、こんなこともあるよなあ。」
自分のかっこ悪いところも前向き
捉えていた結果なのではないかなと思います。
 
ゴールという結果が残せなかったときに
すぐ切り替えが出来るかもしれないので
それもFWというポジションの性格に合っているのかもしれません。
 
 
次は、海外サッカー選手の自著にしようかな。
読むならイブラ(スウェーデン代表)とか?
 
この選手の本面白いよー
という声をお待ちしています。(サッカーに限らずね)