華の日曜日

毎日19時更新。20代のサラリーマンの投資ブログです。読書と美味しいご飯と株式投資を楽しみに生きています。

【今日読むシリーズ】お金に対する価値観をぶち壊せ

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はじめに

どうも、kitchenです。
先日、久しぶりに東京に行ってきました。
相変わらず都会ですね。
今回はインターン時代の忘年会。
みんな元気そうでなにより。
「東京おいでよ!」
とみんなから言われます。
みんな、それは人事部へ直接言ってくれ!笑
 

著者の藤野英人さんについて

先日、この本を読みました。
投資家が「お金」よりも大切にしていること 藤野英人
ファンドマネジャーの藤野英人さんが、
日本人のお金に対する価値観に注目をして、
「こういうお金の考え方もあるんだぜ」
というのがまとめられている本です。
藤野さんは、ファンドマネジャーとしては結構有名で
Forbes Japan、日経ビジネスなど幅広いメディアに出ています。
Facebookもやっているので、気になる方はフォローしてみるといいと思います。
 

お金儲けに対するイメージ

藤野さんは明治大学商学部で講義もしています。
あるとき、授業でアンケートをとったそうです。
「お金儲けに対するイメージ」
というテーマだと思います。(詳しくは明記されていないので分かりません)
すると、約8割の学生が
「お金儲け=悪」
だと思っている結果が出たそうです。
若い人でこういう考え方を持っている人が多いということは、
大人でも同じくこういう考え方を持っている人は多いということではないでしょうか。
親からの教え(?)が子供の頭の中に残ることは多いですし、
そういう親→子への教育へのサイクルがあるから、
「お金儲け=悪」
という考え方が日本人にはあるのかなと思います。
 

ドラマでも描かれる日本人のお金についての価値観

少し話がそれますが、僕はハゲタカというドラマが大好きです。
主人公鷲津雅彦はある会社へのTOB(株式公開買い付け)の記者会見をします。
そこで集まった記者に人達に逆質問をするのです。
「お金を稼ぐことはいけないことでしょうか。」
この質問を受けた会場はシーン。
みんなお金を稼ぐことは好きなはずなのに、世間体があるからか
公にYESということができない。
ここでも日本人のお金に対する価値観が分かります。
 

米国と日本のヒーローの違い

米国のヒーローと言えば、バットマン、スーパーマン、アイアンマンなど。
日本のヒーローと言えば、ウルトラマンが代表例かなと思います。
違いは、民間人がヒーローになるか、公務員がヒーローになるか。
この違いは、日本人のもつ「清貧の思想」だと藤野さんは言っています。
清貧の思想とは、「行いが清らかで私欲がなく、そのために貧しく暮らしていること」
だそうです。
「清く貧しく美しく」を美徳としている日本人の思い浮かべる理想像が「公務員」
ゆえに、ヒーローも「公務員」につながってしまうのではないでしょうか。
 

経済とエコノミクスの起源

経済という言葉は日常生活でよく聞きますが、
その語源をみなさんはご存じでしょうか。
経世済民」を略したものが「経済」です。
経世済民」は元々中国の言葉なんですね。
「世を経(おさ)め、民を済(すく)う」という意味です。
一方で、エコノミクスはギリシャ語のオイコノミクスという言葉から来ています。
オイコノミクスの意味は「共同体」
言い方が変化してエコノミクスに変わったわけです。
こういう言葉の語源を知ると、経済に対する考え方も変わりませんか。
僕は経済学部にいたこともあり、語源をしったのは入学後の授業でしたが、
他の学部に入っていたら、こういうことは知らなかったと思います。
 

投資にたいする考え方をどう変えていくか

この本を読んで普段の生活が劇的に変わるとは思いません。
ただ、普段の生活でお金を使うことは避けられないですし、
お金に対しての考え方、お金をどう使うかという考え方を変えていける本なのかなとは思います。
ブログで稼いでいる人は、共感できるところが多いかなと思います。(直感ですが)
逆に、「真面目に汗水働いてお金を稼ぐことが大切だ」
という考え方の人に読んでほしいですね。
僕のまわりで思いつく人だと、、、祖父でしょうか笑
では!

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